そんな社会を目指して、2010年7月、パパの自主グループ『Cache-PAPA』を結成しました。

昨今、「イクメン」という言葉が流行し、父親の育児への関心が増えてきたのは確かです。ですが、逆に「イクメン」という言葉がひとり歩きしてしまい、父親の子育てへのかかわりを消極的にさせているのも事実です。そもそも「イクメン」という言葉自体、父親が育児をしないということを前提で作られた「造語」であり、母親、父親に関係なく、親なのだから子育てするのは当たり前なのです。

ですから、「イクメン」という言葉を早く世の中から無くし、父親や育児にかかわることが当たり前の世の中にするためには、父親が気軽に、そして、積極的に子育てにかかわれる環境づくりをする必要があると思っています。

そのような中で、Cache-PAPAでは、毎月第４土曜日に『パパのしゃべり場』を開催しています。その他、父親向けの各種イベントも行い、父親が気軽に、そして、積極的に育児にかかわることの出来る環境づくりを目指しています。

父親の育児へのかかわりが増えることで、社会にも大きな変化をもたらします。母親の育児負担も減り、母親自身の自己実現が広がり、女性の社会参加も増えるでしょう。ワークライフバランスの実現で、仕事も子育ても充実し、いきいきと輝いている父親を見て、子供達も「早く大人になりたい」と、子供達ももっともっと前向きになれるのではないでしょうか。

地域のパパの皆さん。是非皆さんの持っている「パパ力」を、ママのため、子供達のため、地域のために活かしてみませんか？一緒に『パパが育児にかかわることが当たり前の世の中』を目指しましょう！！その実現が、ママも子供もパパ自身も輝く、そんな社会につながっています。そして、結果的に「子供達の明るい未来」につながる、大きな一歩となります。

父親一人ひとりがその大きな力と無限の可能性を持っていると、私は信じています。

Cache-PAPA代表　田所 喬（『2008年9月生まれの1児(娘)』のパパ）